プロローグ

むかしむかし ある町にとっても好奇心旺盛な子供がおりました。

その子供が社会人2年生に育って生まれて初めて
コンピュータに出会うところからこの物語は始まります。
とは言っても創作物語ではなく経験談主体です。

1965年(昭40)当時を覚えておられる方ならご存じのように
コンピュータという名はまだ一般社会にはなく私も電子計算機なんて
事務計算以外に何に使えるのだろう?と思っていました。
私が出会ったコンピュータは とてもシンプルな構造だったので
小学生でもソフトウェア、ハードウェア共
隅から隅まで理解できるような装置でした。
そう、ブラックボックス,パスワード, インタネット, ウイルス,
検索 なんて言葉とは無縁の世界でした。

デジタルコンピュータはまだ実用とは程遠く
精密機械装置等は匠とも言える技術者達がアナログ的な
人間の能力や手作業で製作し計算し
世界の最先端に挑戦している状態でした。

タイトルとURLをコピーしました